お腹は2小節くらいは、頑張って張っていてください。凹ますと、声帯の位置まで上がってしまって、出てくる声は、やっぱり閉まった、詰まった声になってしまいます。
どうしてお腹を凹ますやり方が、日本で広まってしまったのでしょう?全く真逆なのになあ。
一旦信じて、身体に叩きこまれたものを、全く真逆に変えなくてはならないなんて、お気の毒に思います。
お知らせ
お腹の支えとっても大事。
感動する歌を歌うには!その2
今日、生徒さんとの会話で気づかされました。
自分の歌で人を感動させたかったら、先ずは自分の発する音楽に自分が感動しないといけない、と言う事は先日述べた通りなのですが、やはり大切なのは、心が豊かで純粋である事が一番大切です。あまりに毎日単調な生活で、日々の生活の中にちょっとした感動がないような生活をしていたのでは、感性が鈍ってきてしまいます。たまには、お芝居を見に行く、美術館や博物館へ足を運ぶ、小旅行へ出かけ、自然に触れる、音楽会へ出かける、フィギュアスケートを生で見てみる、なんでもいいと思います。心に刺激を受けて、心が動き安いように、感じ安いように、普段から感動のある生活をしていないと、感性溢れる歌は歌えなくなってしまうでしょう。
疲れた心で歌っていても、いい声は出ないし、いい音楽にならないような気がします。
私の生徒さんは、そういった意味では、人を感動させる歌を歌う方が多いと思います。私を心から信頼し、私から先ずは刺激を受け、一緒にオペラ観賞をしたり、話あったり、今年は二回も教室内で発表会もありましたから、たくさんの刺激を受け、テクニックや声の良し悪しは別として、人の心に響く歌を歌う方が、たくさんおられます。やはり歌はそうでないと…。と思います。そういった意味で、私の教室には、優秀な方がたくさん集まっておられる教室に思います。声だけで聞かせる、とか、テクニックだけで聞かせるとか、ただ、声自慢するとか、そうではなく、本当に素晴らしい感動する歌とは、心で歌う歌だと思います。
人を感動させる歌を歌うには
人を感動させる歌を歌うには、自分が自分の発する歌に感動がないといけません。
声楽の場合は、先ず、声。良い声である事は第一条件。自分の発した声そのものに感動がないといけません。感情を込める等というように、何か取ってつけたようなものではなく、無条件に、心や身体の内側から、自然に溢れてくる感動、それがないと人は感動しません。
考えながら歌っているようでは、上手だな、とは思われても、感動はありません。それにはとにかく毎日の少しずつの訓練が必要です。声を自由自在に操れて、とにかく声そのものが美しい事、それだけでも表現に繋がって行きます。
そして自然に自分の発した声に自信と感動があれば、お客様にも伝わります。
後は楽譜に忠実でありながら、それに納得し、楽譜に書いてある音楽性が自分のものとなり、自分の奏でる音楽性に感動があれば、お客様にも伝わるでしょう。
楽譜作り
こんばんは。
今日は凄い雨、風、だったのにも関わらず、みんな休まずレッスンに出席してくれました。
ありがとうございます。
レッスンが待ち遠しとの事です。嬉しい事言ってくれるね(@゜▽゜@)
今日は、仕事から帰ってきて、先ずは自分の歌の練習、それからドイツリートを歌う人の為に、私もちょっと予習、そして晩御飯を食べて、こないだ演奏会で歌ったアリア(プリターニ)のカデンツの所をもう一度、誰が見ても解りやすいように、楽譜を作り直していたら、もう夜の11時。寝る用意しなくちゃー。
明日は、9時に家を出なくちゃいけないのに、早く寝ないと朝が大変だ。
片付けて明日の用意して寝ます。
おやすみなさい(-_-)zz
カデンツは、お客様との対話。
オペラアリアをよく歌われている方はご存知と思いますが、ソプラノのオペラアリアにはカデンツという華やかな音階の連続したものが大抵付いていますよね。特に、ロッシーニ、ベッリーニは多いですね。
長い長いカデンツが連続します。細かな音、一つ一つ響きを保たねばなりません。もの凄く難しいですね。つい終わりの音がいくつか流れてしまって曖昧になってしまいますよね。でもプロの歌手がそんな風だとお客様をちょっとガッカリさせてしまいます。『こんなに練習してるのに』と落ち込んでしまう事がもしあったら、次の事を心がけてみてください。カデンツを音が狂わないようにとか、響きを持ってとか、あまり頭で考えて歌っていると、大抵音程が外れ、響きはなくなります。急がず、ゆったりと、丁寧に落ち着いて、どっしりお腹を下へ据えたら、楽しくお客様へ訴えかけましょう。お客様に聞かせましょう。カデンツは聞かせる所ですよ。正しく歌う!ではなく、聞かせましょう。遠くのお客様目掛けて、声をお客様に向けてみましょう。失敗する時、大抵、自分の殻の中だけで小さくなって下向いて歌っていますよ。遠くへ声を向けましょう。訴えかけるように歌いましょう。
そうしたら音程は狂わないし、響きも最後まで保てますよ。カデンツで必死こかないように!目の前のお客様を忘れないように。
カデンツは、お客様との対話です。
歌う事は楽しい事のはず!
歌う事は楽しいですよね。真面目になり過ぎて、必死こくのもいいけれど、私の生徒さん達は、みんな趣味で歌っているのですから、本当は伸び悩む必要はないのです。その人の良さが出る曲を選んであげたり、私に能力があれば、有名なオペラアリアでも、パッと調を変えて伴奏が弾けると伸び悩む人なんて、出ないかもしれませんね。
もう半音低ければ、もう3度低ければ、憧れのオペラアリアを楽しむ事ができて、有意義な充実した時間を楽しんで貰えるのかもしれませんね。みんなが楽しめる教室にしなくては…。それにはもっとマメに、私が働かなくてはと思います。移調譜を作るとか。やらねばならない事が沢山ありますね。しかし歌える人には、やはり趣味であってもきちっとした発声法を知ってもらって、またそれのできる歌手でもあり、講師でもありたいと思っています。少し上を目指したい方の為に、私も日々訓練しておりますよ。(^O^)