こんな生徒さんがいます。もう少し大きな声で歌えるようになりたいと悩んで私の教室を訪ねてこられる方がおられます。大きな声を出す事に慣れてないようです。
話す時も、ちょっと小さめの声です。
合唱団で歌っていても、もうちょっと大きな声で歌いたいと思うようです。
それなら、めいいっぱい大きな声を出してみたらいいと思うのですが、そう悩んでいる人にとっては、その単純な事が通用しないのです。そういう方には、まず楽しくリラックスできる雰囲気を一番に考えます。そういう雰囲気の中、声を響かすコツを一生懸命に説明します。そしたら少しずつ、心にも負担がなく、遠くへ通る声が出てきます。そして続けてくれていたら、1年たった頃には、ちゃんと声量がついてきます。響きある声と言うのは、大きな声とは違います。「頑張って、頑張って、もっと声を張って!」とも言いますが、声が出ない人にとっては、そればかりでは苦痛でしょう。よく響かす事ができれば、声量に繋がりますから、大きな声を出さなくちゃと言うより、よく響かせるコツをしっかりお伝えしますので、身に付けてくださったらと思います。
歌う事は、大きな声を出すと言うより、作曲者や、作詞者の心の内を、音や言葉、自分の声に載せて、身体と自分の心で表現するのだと思ってもらったら、自然と声が息に載って、お客様に伝わるのではないでしょうか?結果、声量になるのではないでしょうか?
『この声、この音、この言葉、素敵でしょう?私はあなたに伝えたい』と思って歌ってくださったら、ちょうどよい声量、響きとなって、伝わるのではないでしょうか?
私と一緒に楽しみましょう。人の心に響く歌を目指しましょう。心がついてくれば、上達は早いでしょう。(*^^*)
2014年2月の一覧
もう少し声量が欲しいなと悩む方へ。
90歳まで歌の仕事をしていたい!
こんな話を聞いた事があります。
いい発声を身に付けていたら、うんと歳をとっても、ある程度は歌えると聞きました。
声は、やはりどうしても年齢と共に、衰えてきます。でも、若い時ほど沢山声は出なくても、頼りないか細い声でも、綺麗にその音に当てるぐらいはできると聞いた事があります。大病さえしなければ、ずっと歌に携わっていれるのかな?と私は信じています。
体力的に、今のように、沢山の生徒さんを毎日教える事は無理かもしれませんが、私を信頼し、慕って私の所へ、少しの人でも習いに来てもらえるように、今のうちから、いろんな事に挑戦をし、技術を保って行き、まだまだ向上して行きたいと思います。挑戦事には、時に沢山の勇気を必要となる場合もありますが、始めは、ほんの少しでも勇気を出しているうちに、だんだん沢山の勇気が出るようになります。最初のほんの少しの勇気が肝心なのです。そしてほんの少しずつの勇気を繰り返し出して、結果的に沢山の勇気を出し尽くし、挑戦をし、ベストを尽くしたなら、思うような結果が出なくても、また次に繋げられる事を、最近、知る事ができました。勇気を持つ!て素晴らしい事で、新しい出会いもありましたし、発見もありましたし、またその先の世界が拡がるような気がします。また次の事へのとっかかりが、気持ちの上で軽ろやかで、明るく、楽な気持ちで向かっていけるような気がします。何か、恐怖心が少なくなりました。要らぬ心配事が少なくなりました。なぜなら、挑戦
事というものは、ほとんど、自分との闘いで、自分の心と深く向き合う事なのだと知ったからです。なので、もういい齢だし…。とか、人がどう見るかとか、どう言うか、とか、そんな事は問題ではない事を知りました。周りの人は、さほど私事に関心はないのです。ひたすら黙々と、今やらねばならぬ事に集中していればいいのだと思いました。そうしていれば、なんにも気になる事がなくなりますし、怖いものがなくなります。思いついた事はやってみたらいいのです。挑戦事に成功するには、あまりあれこれ深く考えない事ではないか?とも思いました。私は、また次、もう1つ挑戦したい事があるので、今日からそれについての準備を早速始めます。
私をいつも応援してくださっている皆様、ありがとうございました。1つ目の挑戦は、残念な結果にはなってるのですがね。次々挑戦をして行きます。
みんながついているので、心強いです。
やりたい事や、やり残してる事がなるべく少なくなるように、まだまだ挑戦し続け、訓練や研究を重ね、90歳までは、歌に携わった仕事をしていたいと思っています。
挑戦をしていると、それに付随して、面白い事が起こる事もあるので、ダメでもダメでも、一見、無駄に思えてもやめられない気が致します。
中毒か何かかしら?
(^_^;)
でも、この度の挑戦事は、人生の素敵な思い出になる気がします。
何故か今までの、成功したでき事よりも、何か、心に刻まれるでき事に思いました。
三年でこんなに歌えるようになるの?すごーい!
私の生徒さん、私のレッスンを受けてちょうど三年だと言う方がおられます。
時間が余ったので、過去に歌ったイタリア歌曲を何曲か歌ってもらいました。急にも関わらず、声がすらすら出て、前は苦労してた音も、楽々歌ってくれました。月に二回しかない個人レッスンで、たった三年でこんなにも上達するのだな!と嬉しくなりました。その他の生徒さんも、みんなそれなりにご自分のペースで、着々と上達しているのがよくわかります。
最近新しく入会された生徒さんもきっと、どんどん楽しくなりますよ。期待しております。
音楽大学を出てなくても、ちゃんとした発声を身に付ければ、ちゃんと歌えるようになります。
求めるものは、高みを求めましょう。
勿論、みんなお仕事や、家庭の事がありますから、音大生のようには勉強がはかどらなかったり、時間がかかりますが、ゆっくりとしたペースで構いませんから、求めるものは、うんとうんと高く求めて欲しいのです。なので私自身も、挑戦や、勉強を前向きに進めていかなくては!と心がけております。
ベッリーニは声を引き出してくれる?
今、私の生徒さんの中の何人かの方に、ベッリーニの歌曲をいくつか歌ってもらっています。そうすると、みるみる声が綺麗になって、歌い方も上品になって整って上手になるなあ、と思いました。不思議です。私の生徒さんが言うには、「ベッリーニは声を引き出してくれり力があるような気がする…。」との事。そう言われたらそうのような気がします。
口元の使い方、はひふへほの“ほ”の口で口元が美しく使えるようになったら、今度はもう少し崩して、自由に楽な感じで歌ってみてください。あんまり唇をとがらしてると、今度は声が固いと思います。少し口元が自由になると、今までよりぐんと声が伸びると思います。そうすると、クレッシェンドや、ディミヌエンド が自然にできると思いますよ(^-^) 勿論お腹の支えがあっての事ですよ(^_-)☆口元の使い方は先生に見てもらいながら調整をしましょう。
ベッリーニは、ベルカントを代表する作曲家で、歌の人の事をよく考えて書かれていると聞いた事があります。
私のベッリーニに挑戦している生徒さん方、キイキイ声の人はおらず、前より音域が広くなったり、息が漏れてた生徒さんも、段々、響きある声に変わってきましたし、息も長く続くようになってきているようです。個人個人で、前より何処かが良くなっている気がします。♪〜☆