前にも似たような事をここに書きました
人は、いろんな事を言います
勝手な事を
親は親で、君に期待してる、とか、信じてるとか
それはありがたいことかもしれないけれども
時にどう答えようかと頭を悩ませます
自分が何を一番望んでいるか
自分の思う通りに生きればいいと思います
才能があっても、それはやりたくない場合いもあるし
年齢や、いろんな事で、見切りを付けないと幸せになれないときもあるし
どんどん進んでやれる人は野望に向かってどんどんやったらいいと思いますが
それはどんな年齢でも…
やろうと思う人はやったらいいのです
でも、何か自分が求めてる幸せとは違うなあと思う時もあるでしょう
周りは残念がることもあるけれど
ごめんね…と言いながら
私はこっちの方が幸せを感じるから
とか、
こっちの方がやりたいから…
とか、
自分の望む事をするべきです
やりたい事がはっきりしてる人は
努力して、希望に向かって行ってくださいね
これからの音楽家は、どんどんと、海外へ出て行った方がいいと思います
音楽の本場、ヨーロッパを知るべきです。
ヨーロッパで活躍できるなら活躍したらいいけれど、
先ずは勉強をヨーロッパでしたらいいなあと思います。
ヨーロッパで培った素晴らしい芸術を
帰って来て、日本に伝えてくれたらどんなにいいだろう。
日本の特に声楽の世界は、ほとんどエンターテイメント的で
格調高い芸術を感じさせないなと思います。
特に関西の声楽は、品質が低いと思います。
お客様の耳も育ってない
それだけのアーティストがいないからかもしれません
私もヨーロッパで半年暮らした事があります。
その時の体験は
音楽をやって行く上では欠かせないもの
貴重な体験となりました
ヨーロッパの音楽を手掛けながら
ヨーロッパを知らないのは
ちょっと不味いなあと思います
せめて旅行だけでも
してみて欲しいと思います
それから、努力は必要だけど
変な苦労はなるべくしない方がいい
やっぱりその道に進む人というのは、
実はね
自然と導かれるんですよね
そんなに苦しい努力とか、
そんなに苦しい苦労をしてないんですよ
でも、やっぱり悩んだり、大変な時もあるんですよね
端から見て
とっても痛々しく苦しんでいるような努力をしてたとしても
本人はそうは感じてなかったりする
大変だけと、何処かで余裕があって
信じるものがあって
それを楽しんでたりする
そうでないと、なりたいものにはなれないものです。
人間、そんなに苦しいと感じてしまっては
やってられないものなんだろうと思います
後から振り替えって
あのときは大変だった
苦しんだ
でも努力して乗り越えた
それくらいですよ
病気になるほど
ノイローゼになるほど
幸せを感じないほど
努力して苦しむようなら
それはつまらない
いいものは仕上がらない
これからの音楽家さん達には
楽しくできそうな事に努力して欲しいと思います
また、楽しくする方法を見つけて欲しいと思います
私も、何ができるかな?
リスナーの耳を鍛えるお手伝いかな?
なんでもかんでもブラボーではなくて
芸術としてどうだ、という
聴く力を育てたいかなあ…?
私のしてきた仕事は
ずっと最初からそれだったので
パフォーマンスをする側には
なんだか立たなかった
向かなかった
憧れや夢はいっぱいあったけれど
結局、長くしっかり続いているものが
それが私の使命で天職かと思います。
私の歌の先生は、40歳の時完全に歌手を辞めました
でも、亡くなる直前まで教えてる時は
やっぱり歌手だなあと思わせる瞬間がありました。
テノールを教えてる時の先生はめちゃくちゃかっこ良かった
イタリア語がよくわかるから
ものすごくかっこ良かった
ソプラノを教えてる時とはまた違った表情を見せてた
見てて涙が出るくらい
テノールに対しての思い入れは凄かった
私の生徒にも見せたかったなあ
その先生の姿
こないだ入ってきた私の可愛い生徒ちゃんにも見せたかったわ
それから、変な謙遜とか、そういうのもどうかと思う
自信のあるところは、しっかり自信をもってやるべき
それから、ある程度の年齢になったら
自分のその世界での位置付け
自分の能力の見分け方
それもある程度わかってないと
ほんとに才能あるとは言えない
いい歳になってきたら
自分がいかほどの者かは
だいたいわかってきます
それがわからないのは
プロじゃないね
自惚れやかなと思う
それでも、許される社会の中で
めいいっぱい挑戦することは悪いことではないと思いますが、私は本物がどういうものかを知ってしまったので
あまり見苦しいもがきやあがきはもう辞めたいなあと思います
見切りを付ける事ができるのも才能のうち。
人と比べてではなく!
明るく楽しく自由に生きましょう
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