過去にこんな質問がありました。お若い生徒さんからでした。
「二回の個人レッスンの内、一回だけしかレッスンを受けていないのに、二回分払わないといけないのが、納得いきません。」との事、しかも、自分の都合でお休みしているにも関わらず、そんな風に言われて、あれまあ…。と思いました。
お月謝には、先生に対する、敬う気持ちをお金で表している意味もあります。なので、昔は、そういう気持ちを新札で表した訳です。私の所では、新札で、とは言いません。例え、くしゃくしゃのお札だったとしても、一生懸命に働いて自分で稼いだお金にはかわりませんから、今のこのご時世に、新札で、とは言いませんが、ご自分の都合でやむを得ずお休みをしてしまったなら、納得がいかないなど言わずに、せめて、事情があって、お月謝について相談させてくれませんでしょうか?とか、ものの言い様はあると思います。私は納得がいかない、と言われて、『あー、私は講師としてまだまだなんだなあ』と思いました。
その方にも、おけいこ事のお月謝と言うものについて、上記にあるような事は、説明致しましたが、例え、その意味を知らないにしても、先ず入会時に、お休みをした場合、レッスン代をお返しできない事は最初に説明しておりますし、人の時間を自分の都合で、無駄にさせてる訳ですから、もう少し、相手の立場に立って考えて下さったら、先生という立場の人に向かって、納得がいかないという言葉は選ばないでしょう。
申し訳ないという気持ちの上で、相談させてもらいたいと言うなら、私は相談にのります。
若い方は特に、一生懸命にお小遣いをやりくりして来ているでしょうし。
しかし、私も歌一本で生きています。歌一本で勝負し、自活をし、運営の事、全て独りでやっています。家族に助けられて生きている訳ではありません。私も必死で生きています。それでも、友達やいろんな方から親切にされて、支え合って生きています。私にはとても良い友達が沢山いて、生徒さん方からも、親切にいろんな事を理解してもらいながら、おかげさまで、なんとかやっています。ほんとに、心から感謝致します。
両親からは、とても大切に育てられました。離れて暮らしていても、見守ってもらっています。
私は、皆様のおかげで、とても幸せに生きています。
お若い方々、お月謝の意味ご存知ですか?
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