ベルカントに関して誤解されていることがあります
ベルカントは、イタリア音楽に限ってそれで歌うことができ、イタリア語以外のどんな言葉でも、それはできないと、思っている人がいる事です
またそのような事が書かれている書物もあるようです
この『うたうこと』という本の中には、それを説明してあります
私にも経験があります
ベルカントと謳うなら、カンツォーネを歌っとけという人、おられます
ベルカントは、基本的に、歌うための器官を効率良く動かして歌っています
それは、声楽曲を歌うには、どの言葉で歌っていても共通していることなので、ベルカント流派が必ずしも、ドイツリートをうたってはいけないとか
バロックをうたってはいけないとか、そういうものではありません
ただ、歌うための言葉作りはしないといけないとは思います
また、バロック音楽には、バロック音楽の様式があるので、それを学ばなくてはなりません
歌うことその➂ベルカント
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