この本の中にあります
横隔膜という臓器は、感情的器官 極めて感動しやすい膜
ありとあらゆる感動や興奮はこれを通してほとばしり、聞く人の横隔膜もそれに応答する
横隔膜から横隔膜へと伝わる まさに魔法のように働くところの放射線
その放射がどうして生じるのか明らかにすることはできない神秘の世界がここから始まる
その神秘についてなにも言うことはできない
そのように説明されていました
なので母音は、横隔膜から発してくださいと、私が言うのはその理由からです
最近、よくYouTubeで目にするスピリチュアルな話ですが
歌う人は、もうとっくにずっと前から、源と繋がっています
特別なスピリチュアル用語など知らなくとも、小宇宙と繋がっています
ハイヤーセルフとは自分自身、何も特別に降ろしてくる儀式などいらない
いつも自分の中にある小宇宙を感じています
でなかったら、歌えませんので
私は歌の上手い友人でもある歌手から、自分の体の中を通して、天と地を繋ぐ柱を見たことがあります
それはもう直ぐに分かりました
この人が、他の周りの歌手と全然違うことの意味
天はこの人に託してる、それに委ねて歌っていくその姿は、何とも言えない安心感と、見ていて私の慶びでした
私も自分の中にある小宇宙を信じて歌っています
こういうことは、特にレッスンで語ることはしませんが、うわべだけで歌っている人には絶対に感じ得ない境地です
しかし横隔膜の神秘については、全員にお話してあると思いますが
ほとんどの人は忘れてしまっているようです
自分の小宇宙と繋がり、神と共にそれを行うには、それなりの特訓がいるとは思いますが、誰でも行けない境地というわけでもありません
何故ならそれは、誰の中にもあるものなので・・・・
誰かだけが特別というわけではありません
いかに純粋な精神でそれに集中しているかです
集中力の深さだと思います
私はそれを使って、歌の真髄をお伝えしてゆく仕事をしていきます
レッスンでそれを語ることはありませんが、伝わる人には伝わるというか、自分で感じ取ってその境地で、歌ってくれる人も現れると思っています
『歌声は、偶発的なものではなく、あらかじめ、計画されて、天から与えられたものである』と、この本の中にありました
やはりその使命を持って生まれてくるのだろうか?私には分かりません
私はとにかく、先ほどと重複しますが、歌の真髄を伝えるのみと思っています
なのであまりにも、これまでのように軽々しいでは好まなくなって参りました
本当は、最初からそうだったと思いますが、元々文化の違いもあり、道からずれて少しゆがんだんだなと、思います
子供のころの、私の純粋な想いに戻って仕事をしようと思います
歌うことその② 横隔膜の神秘
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