今月は、体調悪い方や、お仕事が忙しすぎて、の方が多く
歌いたいのに来れない方がおられてお気の毒に思います
しかし、いらっしゃる方のレッスンはどのレッスンも充実です
その通りにできないまでも、納得しながら私の説明に耳を傾けてくださる雰囲気は
私もやっていてやりがいを感じます
オペラアリアを歌う時には、そのキャラクターの精神をも理解しなくてはなりません
それを理解して歌わないと、発声もそれに見合った息遣いにならないのです
今、あの有名な “TOSCA” を歌っておられる方がいらっしゃいますが
特にあの歌はそうです
どのような精神状態なのかを理解して歌えば最初の “Vi” を鳴らす前にnVi (う~ん ヴィ)とはならない
発声面だけで直す事もできますが
できれば、精神が伴って自然にその呼吸になり、発する声であった方がいい歌になります。
またやりましょう
トスティのRosaの速度記号、54 あそこまで落とす必要はありませんが
わりとゆったりとしたテンポ感で、3連符の中に2つの音を”嵌め込む”をやらないと
メロディが、ずーっと、符点のように跳ねて聴こえてきてしまうので
ちょっと練習が必要ですね
それから、初心者さんに最近現れる症状として
“息を吸う” というのをやっていると、皆さん
浅いブレスで上の方で吸ってしまうので、酸欠が起こり、レッスン中に目が回って具合いが悪いというこの現象は、私も不安になってしまいます😓
これの解消については、吸うという概念で呼吸をしないで
“横隔膜を下げる” という概念で呼吸をしてください
なので、よく私はレッスンで、”下げる ” という号令をかけていますが
なるべく私も “吸う”という言葉は使わないようにします
またどうぞ試しにいらっしゃってくださいね
また歌いに来てね
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