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ベッリーニを愛さぬ人は音楽を愛さない

愛と音楽は心の翼です

 

ベッリーニの歌曲集に書いてありました

 

ヴェルディ以降の作品が好きな人はベッリーニの作品をも見直さないといけません

 

何故なら、ベッリーニ以降の作曲家達は、ベッリーニに影響されて作品を書いているからです

 

ベッリーニは退屈だと言われ、上演されなくなった埋もれたオペラをマリアカラスが見事に復活させたという伝説があります

 

本当に歌の上手い人は、やはり、基本を疎かにはしないのだなと思います

 

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ベッリーニは、フレーズの音の運びを滑らかに移行させる練習になります

 

それは歌の基本です

 

コロラトゥーラのような技巧的な歌を歌えば歌うほど

 

ベッリーニをやらなくてはなりません

 

フレーズを歌う練習が必要です

 

縦割りな歌い方にならないように

 

言葉を音に載せて横へ流れて行く音の移行を練習しなくてはなりません

 

横隔膜をリラックスする形で下ろして

 

息を長く保ちフレーズを横へ長く流れて行く練習です

 

そうでないと、メロディーにのらないのです

 

縦割りな歌い方ではぷつぷつ切れてしまって、言葉がわかりません

 

専門家は特に、言葉を解ってなかったら、横へ流れてはいきません

 

プッチーニやワーグナーを歌う人ほど、ベルカントものを大切に見直してください

 

マリアカラスも、最初はワーグナーを歌っていましたが

 

それを洗練させるために、ベルカントものを身につけたと言われています

 

是非、ベッリーニ、沢山歌ってください

 

声を引き出してくれます

 

幸いにも、私は好きなのでよかったと思いますし、もう何年も前から、ベッリーニを歌う事の重要性を感じていたので良かったと思います

 

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