人を感動させる歌を歌うには、自分が自分の発する歌に感動がないといけません。
声楽の場合は、先ず、声。良い声である事は第一条件。自分の発した声そのものに感動がないといけません。感情を込める等というように、何か取ってつけたようなものではなく、無条件に、心や身体の内側から、自然に溢れてくる感動、それがないと人は感動しません。
考えながら歌っているようでは、上手だな、とは思われても、感動はありません。それにはとにかく毎日の少しずつの訓練が必要です。声を自由自在に操れて、とにかく声そのものが美しい事、それだけでも表現に繋がって行きます。
そして自然に自分の発した声に自信と感動があれば、お客様にも伝わります。
後は楽譜に忠実でありながら、それに納得し、楽譜に書いてある音楽性が自分のものとなり、自分の奏でる音楽性に感動があれば、お客様にも伝わるでしょう。