私が今、皆様に提供している歌の技術は

超一流歌手達が用いている技術です

腹筋、背筋、呼吸、発音、表現法

特に身体の使い方と、呼吸については

やはりこれから2,3年の内には

本当にプロ志向の方に提供したいと思っています

やはり、自分の持っている教える為の技術は

本当に歌える為の技術だと思っているので

このまま自分の一生で、プロの方に向けてのお手伝いができないでいる事は

これまで私が生きてきた人生の意味がよくわからないものになってしまいそうです

それでも、私は細々とでもまだ現役の歌手のつもりです

しかしながら、これまでの時代では、演奏家としての生きる道はあまりにも厳しいものでした

歌手のみの仕事では、生きていける時代ではありませんでした

これからの時代は、若い方が、先ず日本国内で歌手の仕事で生活する事ができるシステムを作っていかなくてはなりません

いつまでも、歌手がチケットノルマを抱え

報酬もなく歌っている訳にはいきません

それをさばく為に余分な音楽とは関係のない仕事を別に持って生活しているわけにはいきません

それが常識で当たり前の世界にいつまでも浸っていてはいけません

しかしながら、そうなるには、声楽家も本当の技術を身につけなくてはなりません

いつまでも、カタカナ発音で歌っていて、外国語は一つも話せませんの状態で歌っているようでは

世界からは勿論のこと

日本のお客様からさえも認めてもらえる訳がありません

声楽家が演奏のみで食べて行けるだけのお金を頂くには

先ず日本国内できちんと日本のお客様から納得して頂けるだけの歌の技術を習得する事

それを教えるだけの、教える為の技術を持っている講師が増えること

そういう人材を増やすこと

そこから始めなければならないかもしれません

現代の日本の歌手の方々は、レコードからCDへ、CDから、YouTubeへと

昔に比べれば、いい音楽を手軽に耳にする事のできる時代となりましたので

本物を聴き分ける力を持っている方々が増えているはずです

またヨーロッパの王立歌劇場や、国立歌劇場できちんとした契約を結び

本物の歌手としてヨーロッパから認められて歌っている歌手の方も少なからずおられます

私も遅ればせながら日本人歌手が何故ヨーロッパから認められないのか、日本人の弱点を根本的な部分から知って勉強をし直しました

遅ればせながらイタリア語会話も今、昔たった半年間のイタリア留学期間時の、かすかな記憶を頼りに、日本で生活しながら勉強を続けています

流暢に話すことはなかなか難しいのですが

ネイティブなイタリア語を生で聴きながら

片言でもイタリア語で話す機会を週一回のペースで数年続けてきています

最初は本当に趣味のようにしか勉強をしていなかったのですが

ここ最近は、イタリア語会話にも力が入り、気持としては、真剣にイタリア語と向き合っています

なんとかして言葉を扱う者として遅れを取り戻したいと努力をしております

昨日の投稿で、あまりにも愚痴ぽく書いてしまった投稿があったので、削除しましたが

歌手達がしっかり育ってきた頃には

音楽協会ではなく、きちんとした株式会社として、プロダクションを作り

歌手として生きていく事ができるような

しっかりとしたクラシック音楽家さん専門のプロダクション会社が、いくつも日本国内にできればいいなと夢想します

もしくは、これからの時代は、個人が運営し、本物の技術を持って歌えるのなら

ひょっとしたらプロダクション事務所は必要なく、自分で運営した方が

歌手が儲かり安いのか

どういう時代になっていくのかはわかりませんが

今のような素人が運営する ~協会という形では

仕事としてはいつまでも成り立っていかないように思います

そのようなクラシック音楽の世界も、音楽家の意識から変えていき

自信を持って歌えるように指導できる講師が増え、私も近い将来そういった講師の一員として存在できるように励んで参ろうと思います。