コンコーネ 一つにしても
ただの教則本ではなく
一つの音楽です
いろんな表示記号が書いてるのよね
F FF P PP
cresc. decresc. dim.
アクセント スタッカート マルカート スラー
dolce
risoluto
他にもたーくさん
意味なくレガートで歌わせたり
意味なくスタッカートで歌わせたりはしませんよ
それら全てを行うだけの技術が必要だけれども
それをしようという心があるかないかで
だいぶ音楽の仕上がりが違いますね
常に音楽をやっているのだという意識があるかどうか
作曲家が何を表現しようと、訴えてきているか
全て楽譜に書いてあります
楽譜を丁寧に読み込むだけの
気持ちを持っておられますか?
レッスン室に、いつも忙しい、忙しいと言いながら、本当に忙しそうに入ってくる人
ご挨拶一つするのにも、バタバタしてましてー、て…
あんまり言う人
大丈夫かしら?
どうなってるのかしら?
なんて思います。
音楽を奏でる事に興味はありますか?と聞きたい気持ちになってきます
どの方も、大変お忙しいです
本当に忙しい人ほど一生懸命にスケジュールや、時間を守り、連絡もまめにしてくださるのでありがたい。
安心感と
その方のやる気が気持ちがいいな
後、基本的にクラシック音楽の音色というものがあります
普段からどんな風に音を聴いているでしょうか?
音の聴き方によって
身体の筋肉の使い方、つまり…
歌おうとするときの音への身体の反応が違ってきます
それらは、全て幼少の時に身に付くのですが
その子供各々で感受性が違うので
いい音楽を聴いていたから必ずしも
それが身に付くとは限りません
どこからかの遠い記憶があって、なんとなく持って産まれてくる子供もいますし
この世で今、正に今、初めて身に付けようとする人もいると思います
なので、私のような一般の方を対象にした仕事をしている者は
相手がどんなに反応が無頓着であったとしても
真摯にその方に向き合い
クラシックの声楽の声はどういう声で歌われるのか
音楽を奏でる上での心の動き(emozione・passione)を示してあげられないといけないのだと思います
その代わり、それを一つ一つ、1人1人に対して丁寧に向き合う時の労力は、相当のものです
もう一つ、反応が薄い方、遅い方
多種多様なので大変エネルギーを必要とします
なので、すこーしづつ、少しづつ
ほんの一部だけでも示して差しあげたらいいのだと思います。
せっかく、クラシックの声楽、どんなのかな?と思って来てくださってるのでしょうから。
音楽を奏でる
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