貴方にはそれは無理ですとかね

辞めた方がいいんじゃない?とかね

趣味の人だから言わないのではない

プロでも同じ事

教える事に責任を持ってるなら

相手が悪いようには持っていかない

自分に貴方をどうにかしてあげられる能力がなくて

申し訳ない、他を当たってみて!

て言う事はあるかもしれないけど

貴方に才能がないから

とは、言わない

何故なら、私の師匠の教え方を見て

初めて、教える術がある、と言う事を目の当たりしたから

講師が教え方を知らないだけ

そして、どんな人もみんな段階を経て

進化していったのを目の当たりにしたから

歌の技術は、無限大にあります

なので、神の域に近い分野とされています

人が人の、目に見えない部分の筋肉の動きを的確に

人に伝える事は、至難の業です

声の鳴る仕組みについては、

まだまだ知らない事

わからない事があるだろうに

そんな事

人に向かっては言えない

その人がわかる

その人に合った筋肉の正しい使い方は

こちらには、本当にはわからないものだから

50歳を過ぎても、一度はプロを目指して歌の世界に飛び込んだなら

一生の内で

もう少しどうにかなりたいと思って

門を叩いているのに

貴方には才能がないと言われる人は多い

その言葉を使う人は1人2人じゃない

逆に貴方にどれだけの教える才能があるの?

とも最近は思う

教える事と、自分が歌える事は別です

だけれども、習う側も

やることをやらないのに

イタリア人と同じ響きが欲しいとか

あんまり安易に言われても

私は大抵、無理ですと言います

それには、相当の努力が必要な事

そして、身を置く場所が違うのに

同じようにはいきません

人の話を聞くとき

人の言葉じりだけを聞いてるようでは

人のせいにして

勝手に自分で落ち込む

そんな人にはなかなか光は指してこない

それでも、それなら、

どうしたらもう少し近づけるかな?

とか、人から好感を持ってもらう声になるには

どうしようかな?とか

考えて欲しいと思います

いよいよ本当にあの声が欲しいと思ったら

その言語で話、その国のしきたりから、様式から全てを学び

食べるものも、全て、そういう環境に身を置いて

その上で、専門職を習得する努力が必要なのです

日本人には無理とは思わないけれど

普通に日本で生活していて

趣味程度の意識でいて

練習も、研究も、言葉の勉強もしないでいて

あれと同じ響きは無理ですか?

と聞かれても

無理ですよ、と

私は答えます

趣味であろうが、

プロならなおのこと

きちんとものを知りなさい

と、言いたい

言葉じりだけ捉えないで

会話をきちんとして

人の話を聞きなさいと思います

それから、その後、

あの先生は今一つとか

自分には合わないとか

判断したらいいと思います