世界最高峰のオペラ歌手
ソプラノのマリエッラデヴィーア
ベルカントの歩く教科書と言われるくらいに凄い人
ほんとに私の師匠が言ってた通りに歌ってる
この写真は今、ソプラクートと呼ばれるhigh Ceを出してます
まさにその瞬間です
ロンディネを歌ってるのだけどね
なんとなく高音でね
肩が上がって見えてるでしょ?
これね、肩が上がってるのではないの
決して皆さんに間違って欲しくないので説明します
アクート(高音)を出す時は、やはり背筋で引っ張って出します
超高音の時、あくびのように
喉を開く作業をします
あくびをした時…
大きなあくびをしてみてください
鎖骨の辺り、すこーし上がったようになるでしょ?
例えがあんまりよくないけど、おエッと吐きたい時も喉の奥を開けるのよね
そしたら、肩辺りが少し上がるでしょ
喉をあくびのように大きく開ける作業をしてて
特にこの方は、優秀なコロラトゥーラなので、そういう人の身体つきって
首が少し短めなの
声帯が頭蓋骨に直ぐに伝わる距離、て言うのかな?
だから良く声が鳴る
そういう体格なのね
だから、肩が上がって首が肩に埋もれたみたいに見える
だけど、決して、肩をあげてるのではないの
私の生徒さんは
アクートの時に肩をあげちゃう人多い
肩を上げた体勢の時の声は「ヒャっ」とした声しか出ない
それでは美しくない
声も直ぐにダメになります
どうかどうか、こういった事を知ってください。
口の開け方も、その人の骨格によって
違ってきます
前にもここのブログで辞めて行った生徒さんの事を書いてしまって
気分を害した方もあったかもしれないけれど
私は、中途半端な知識で批評めいた事をされるのとっても気分が悪かった
ましてや、先生に、「こうよと言うには…」なんて、後から湧いてしまった感情だったけれど、とっても気分が悪かった
私も日本人なんです
勉強しながらの部分もあります
それは、日本人である以上謙虚に受け止めて、勉強しながらでもやらなくちゃいけないものです
多少、才能をお持ちの方には
ちゃんと物を知って欲しいと願います
私もこれからも研究を続けて行きます
まだまだ不明な部分はあります
でも、ほんとにこの道で私は生きています
デヴィーアとは違う世界ですが…
違う生き方ですが…
私の使命があります
その生徒さん、辞める時
「歌なんか歌っていても自分には反ってくるものがない…」
そう仰ってました
とても良い才能をお持ちの方でした
最後のその言葉も
なんとなく引っかかっています
「勉強をするには歳を取りすぎた」とも
確かに60歳を過ぎていましたもの
とっても素敵な才能をお持ちだったのに
若い頃は、もっと素晴らしく歌っておられたのだろうか?
だから、湧き上がる感情や、
蘇る記憶があったのかもしれない
私がそういう方を教えるには
あまりにも若すぎたなと思います
それでも、私の所で長いこと習ってくださった
ほんとにありがとうございました。
私もこうやって
いろんな事を感じて日々成長しております
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