歌は歌の世界で本当は素敵なのよ。

緊張感があって、綺麗なホールを出入りするのは、気分がいいものよ。

素敵に歌えた時には、オーケストラは、道を開けて通してくれて、賛辞の拍手をくれて。

オーケストラの人が、素敵よ、て言ってくれるのは凄く嬉しい。

だけど、昨日は私がオペラをやめたきっかけになった出来事を思い出して悲しかった。

それはオペラの練習の終わり頃だったの。

私の屈託なく放った言葉が人をイラつかせ、

その人は肩を震わせ息をハぁハァさせて怒ったの。

周りにいたみんなは一歩、後退りするほどだった。

怖かったあ。

悲しかった。

その瞬間に私はもう頑張れないと思った。

さーっ、と冷めた感覚があった。

冷めた感覚が自分の身体を駆け巡った。

それと、私はその人を凄く軽蔑した。

自分がそんなに何を?て思うし、

私が悪いにしても、その反応はあまりに異常に見えた。

あの感覚は、あんまりもう経験したくないなあと思う。

あっさり辞めた。

二度と顔も見たくない、会いたくないと思った。

だけど、私は自分の人生を投げちゃったわけだから、もったいなかった。

その人は、今もオペラの世界でやってる。

私は、そんなにオペラが好きじゃなかったのかな?

だから辞めることができた。

でも、そういう人とだってやっていかなくちゃ音楽の世界では生き残れないのだから、

今、歌の勉強もしてるし、沢山の人と関わりあってるので、心の勉強もしなくちゃと思ったけど、私はものすごく明るく、健全なのに、何で私が勉強して、悩んで、悲しまなくちゃいけないかと思ったらあほくさいから、心の勉強はやめようと思いました。

みんなが幸せになれることだけ私から配信しようと思います。

後、素敵な歌とね。

自分の好きな仲間とだけチームを組んで歌ったらいいかな?

オペラはもうできないけど。

オーケストラとも歌う機会がない。

でも素敵なオペラアリアは沢山あるわけだから、それを沢山歌って。

日本の歌も沢山うたって。

世界の素敵な音楽を沢山歌って。

私の歌の価値をちゃんと解ってくれる人と。

沢山努力してる。

でも、もっとしなくちゃとも思う。

早く練習しに帰ろう。