外国語で歌っていても、まるで自分の母国語で歌ってるかのように、外国語が話せるかのように、歌詞に沿って、歌詞の意味が心から溢れてくるように歌わなくちゃ。

取って付けた演出はいらない、それはお遊戯みたいに見える。

心から言葉か溢れてくるから、表現になる、芝居になる。

言葉で伝えなくちゃ。

後は目や表情で。

小道具も何にもなくても芝居はできるのよ。

歌詞を読まなくちゃ。

声に出して、何回も読み上げるの。

話すように読むの。

最初はつっかえる、すらすら読めるようになるまで読み上げるの。

それから音を付けるのよ。

そうしたら、物凄く楽しく歌えるの。

自然に演技ができるようになる。

演技をしようと思うと演技はできない。

自然に身体が動き出す。

心から動くの。

そうしたらもう舞台の上は、自分の遊び場になるのよ。

広ーい公園か、広場みたいになってくる。

歌う事が楽しくて仕方なくなってくる。

私にとって歌は、もはや遊び。

歌う事の基本を身に付けたら、もう突っ立ってばっかりは歌ってられない。

身体中から気持ちが言葉となって、メロディーに載って溢れてくるの。

もうそれは自然にそうなるの。

そうなったら誰も止められない。

自分でも止められなくなる。

全身全霊で音に載せて気持ちを伝えるの、それが歌なのよ。