気管支炎なのですが、病院から出された薬が合ってないように思うのです
お薬を呑むと余計に喉がチカチカしてしまって余計に咳込みます
それで、お家で音楽を聞きながらゆっくり過ごしておりますが
ベートーヴェン交響曲第五と、第六番を聴いているのですが
聞きやすいのは、やはり第五番の運命です
ベートーヴェンの特徴は、必ず最初苦悩で始まり最後は歓びです
地獄から天国へ向かいます
ベートーヴェンは、確か養子で取った息子がいたと思います
とても大切に愛情持って育てましたが、、その愛情がやはり問題があったのか
息子は自殺してしまいます
ベートーヴェンが子供の頃は、父親と上手くいかないでそれもまた苦悩の子供時代でした
そして最後耳も聞こえなくなりますし
波乱の人生です
でも必ず最後は救いがやってくる
天国へ向かうのです
それから、ベートーヴェンピアノソナタ第31番
これは珍しく第一楽章はとても穏やかに始まって美しく華やいで行きます
しかし二楽章からなんだか不穏で悲しげ
でも三楽章は、悲しげな落ち込みから明るく立ち直って華やいで終わります
三楽章はフーガ(旋律の追いかけっこ)の形式をとってるようです
この曲は第一楽章がとっても優しい旋律で始まり美しいので、第一楽章ばっかり聴いてしまいます
他はピアノソナタ30番、これも第一楽章は優しく穏やか
でも二楽章になると激しくなりますが三楽章はとても穏やかで、華やぎます
ベートーヴェンは、交響曲では第一楽章では、とても暗く不穏で地獄に落ちた感から始まり、でも最終章は必ず天国へ行きます。歓喜な満ちています
そういう形式で書くようですね
私は子供の頃、ピアノ曲と交響曲を沢山レコードで聴きました
聴くのが専門です
playする事は、とっても下手くそです
趣味で弾く甲南ボーイ達の方が上手いと思います
甲南のある先生の話
クラスで、ピアノ弾ける人手上げて、て、言ったら、ほぼ全員手を上げたとのこと
ここは女子校かあ、て、思った、て、言ってました(笑笑)
当時は男子校でしたが、今は共学になりました
だけど、実際ピアノは男の人のような大きな手でないと、弾きにくいです
私の手は小さすぎて、大学のピアノの先生からも、貴方は手が小さすぎる、と、言われました
オペラは大学に入ってから沢山聴くようになりました
退屈な哲学の授業とか、何言ってるかわらないボソボソ話すドイツ語の授業と、あと、たまにしか授業をしない音声生理学の授業はよくサボって
オペラの舞台稽古をこっそり見に行ってました
オペラは外国語だから難しいです
それに、悲劇だったりすると、ずーっと舞台が暗いです
才能が本当にあったのかな?て、思います
才能があったら、ちゃんとそれで食べて行ける場所に居る事でしょう
だけど、中途半端に才能はあったので、なかなか見切りはつけられませんでした
ずーっと挫折と迷いの人生で、苦しかったと思います
でも最後は、これぞ真実と思えるような先生に出会った事と
多くの方々に、歌の真実を語っていたこと
誰1人、別け隔てなく、平等に、私の習った歌を語り続けたこと
本当に燃え尽きるほどに、こうするのよ、と、語って語って語って
相手が分かろうが、分からなかろうが語って語って語って
それができたのは、自分だからだと思いたいです
ちゃんと知って欲しかった
クラシックは難しいからと、他のポピュラーソングに逃げて欲しくなかった
クラシックのみで人の心を掴める技術と、感性を持ち合わせてるのは私だからと思って、そう自負して教えていました
そうしていたら、みんな私の気持ちは汲んでくれましたが、歌では全然示してくれる人はおらず
でも、愛情と思いやりをいつも受け取っていました
やっぱり歌ほど潜在意識を使って歌わないと、形にはならない身体が楽器なのだと思います
ピアノのように、叩けば取り敢えず音が出るというのとは違う
歌は自分の感覚で微妙に目に見えない身体の部分をコントロールするわけですから
相当難しいなと思います
物凄く疲れました
もう二度とそれはできないなと思います
一度止まってしまったら、もう前と同じにはできません
皆さん、本当にありがとうございました
今後、また別の形で再会できる日がございましたら、私の人生は最高に幸せだと思います
ベートーヴェンと自分の話
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