歌の伴奏て、難しいものでしょうか?

 

音符そのものは、そんなに難しくないと思います

 

ソナチネくらいのレベルかな?

 

ソナタほど難しくはないと思います

 

でも、指が良く回ったり、歌手の息遣いに合わせたり

 

音楽性を持って弾くとなると、いろいろと気を配ったり、気を付けないといけないことがあって難しくなってきます

 

楽譜をさらう事と、指がどれくらい滑らかに運んだら良いかは

 

ソナチネアルバムくらいが弾けたら

 

なんとなく、歌の伴奏は弾けちゃう事はあります

 

でもプロの伴奏者は、ほぼ毎日ピアノに向かっていますし

 

ものすごい数の曲数をこなしておられます

 

練習はしないと、やっぱり弾けないそうです

 

プロの伴奏者は、どの人も、練習はしてるよ、と言います

 

そういう時の伴奏者さんは、格好いいなあと思って尊敬します

 

私は練習もせず、生徒さんの伴奏を弾こうとするから、油汗が出ます

 

たまに、これはもうちょっとどうにかしないと、あまりにも申し訳ないと思って

 

やっぱり練習するときもあります😁

 

よく、「練習しておくわね」、と言いながらあっと言う間に次のレッスンの日が来てしまったりもするのですが

 

オペラのコレペティさんは、ピアノを弾く前に

 

台本一冊、全キャラクターの歌詞を声に出して読み上げてから、ピアノの譜に置き換えられたオーケストラ部分を練習するそうです

 

そのセリフに合った音を出さないといけませんし

 

鐘の音、嵐の音、それらのタイミングや、演出に合わせて音を作って出さないといけない

 

いろんな音をピアノで表現しなくてはなりません

 

分厚いオペラの台本全てを先ず弾くだけでも大変な練習量です

 

歌曲も、やはり歌詞に沿った音を出さないといけませんし

 

またその歌手の表現や声に沿った音を作らないといけません

 

繊細さも必要です

 

Ppで音を鳴らせられないといけない

 

よく、ピアノの質のせいにもされますが

 

だいたい上手いピアニストは、どんなポンコツでも、ある程度の音色は出してくれますし

 

フレーズを大きく捉えて流れるようにゆったり弾いてくれます

 

早い曲でも、細かいパッセージが続いても

 

ベテランピアニストさんは、大きくフレーズを捉えてゆったりと弾いてくれます

 

それは、歌のソリストも同じなのです

 

まだ初心者マークの歌手さんは、曲のフレーズがぶつぶつ切れたり、ぶつ切れだったりで

 

大きくおおらかに歌えない、チマチマせかせか、小さなフレーズに聞こえて、大きなフレーズを描くように歌えない

 

そして、伴奏の音も、歌と同じようにVolareしないといけません

 

お客様の方へ音の波がvolare させていく指の置き方や運び方があります

 

歌うように弾く

 

時には、inspirare するように 鍵盤に指を置く技術も必要です

 

優しく柔らかく、でもしっかりと鳴っている音

 

でも先ずは、指の運びはスムーズにいつも動くように

 

基礎的なトレーニングは欠かせないのでしょう、と、思いますが、

 

伴奏者さんて、普段どんな練習をしておられるのか、聞いてみます

 

なんか、孤独そう 😁😁😁

 

音楽の仕事の中で、ひょっとしたら、伴奏ピアニストが、一番ソリストさん達から頼られ、尊敬される仕事かもしれません

 

本当は一番偉い職業かもしれません

 

大変な仕事だなと思います

 

最初、成り立ての時には自信も持てず、大変なメンタルを必要となるかもしれませんが

 

ベテランさんになってきたら、ちゃんと歌わなかったら、きちんとは相手にされず、適当に流されちゃったり、きちんとは向き合ってはもらえない伴奏者さんも、たまにおられますよ

 

意識の低いソリストさんの伴奏は弾かない、と、キッパリしている人もおられます