イタリアの歌の名曲のほとんどが、男性の歌詞なんですよね
ソプラノが歌う曲は少ないように思います
女性らしい歌を歌おうとすると
オペラアリアか、フランス歌曲なら女性の歌が沢山ありますね
ナポリ民謡は、ほとんどが男性の歌詞
トスティも男性の歌詞のものが多いです
名曲という名曲は、ほぼ男性の歌詞ですね
それにしても、三大テノール達のあのコンサートは凄いですね
お客様の数も物凄い
三人をわざわざ競わせるために一緒にしたのではなく
一緒にしたら、本番に突然、三人が声を競いだしたと
声の質も性格も違う三人が一緒になって歌ったらどうなるんだろう?と思って企画したものの
最初は上手くいかなかったそうです
特にパヴァロッティと、ドミンゴが警戒し合う
特にパヴァロッティはドミンゴを寄せ付けなかったと
でも、三人でリハーサルを試しにやってみたら
ガラッと空気が変わったと
少し和やかなムードになったよう
その後、三人はリハーサルを真面目にやらなかった
三人が歌えるようになるまで何度もリハーサルを繰り返したと
スタッフがデモテープまで作って
ほかに、きちんとしたお仕事が三人とも忙しかったからでしょうかね
あれは、一種のショーでエンターテイメント
まだ三人は、自分達が世紀の奇跡になるとは、夢にもおもってなかったのでしょうね
イタリアの歌は、メロディーも歌詞も、とても人間ぽい
そして甘美
私はヨーロッパの歌が好き
モーツァルトのソプラノのオペラにしても
凄いと思った
日本には絶対にない音の連続と音の高さと全体の華やかさ
あんなの歌いたいな、て、思いましたし
歌手達への賛辞に憧れました
歌手、て、芸人ではなく
王女様のように、偉いんだなあと、若い頃思いました
本当はそうではないのだけど
偉いんだぁ、と思いました
私も偉いくなりたいなあと思いました
本当は違うのですけどね
とにかく、あの華やかさに憧れました
でも、私の本当の性格は
静かなのが、好きなんですよね
あんまり激しい事は苦手です
それなのに、物凄く憧れました
なので、私が歌手になる夢は、本当は
何処か無理をすることなんですよね
気持ちとは裏腹に
上手くはやれなかった
バイタリティーが足りない
エネルギーが足りないのですよね
なので、今、自分のできる範囲内で、歌を楽しみ、自己実現をしたいと思っています
やりかけていた事なので
もっと早く、自分の本質に、気がつくべきでした
自分で、自分がよく解ってなかったのですね
自分の中にないものねだりで、今日まで頑張ってきたのでした
人から凄い!て、言ってもらえることは
気分のいい事ですものね
承認欲求が、物凄く強かったんですね
でも、今は、そうではないなあと
歌は、人の心を癒すもの
自分が人を癒す
なら、どういう人間であらねばならないか?
考えたら、
偉くなりたい、目立ちたい
自分を認めて欲しい
自分は人より優れている
そればかりでは
歌は歌えず、務まりません
歌手の本当の仕事は
人の心を癒す事です
歌手という仕事の本質
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